ココイルグリシンNaとは、泡はクリーミィで弾力があり、 洗浄後にはさっぱりした感触

カズマ

「ココイルグリシンNa」という成分があるんだよ。

それは何に使われるの？

知りたいくん

カズマ

ココイルグリシンNaは、洗浄作用を引き起こすアニオン性界面活性剤の一種なんだ。洗顔料やボディソープ、シャンプーなどの製品に使われているよ。

カズマ

この成分は、ヤシ油脂肪酸とグリシンとの縮合物をナトリウム塩化したものなんだ。皮膚に対する安全性が高く、中性からアルカリ領域で優れた起泡性を持っているよ。

カズマ

ココイルグリシンNaはクリーミィで弾力のある泡を作り、洗浄後にはさっぱりとした感触を与えるんだ。泡立ちの性能も優れているんだよ。

もっと詳しく教えて！

知りたいくん

ココイルグリシンNaは、
ヤシ油脂肪酸とグリシンとの縮合物をナトリウム塩化したものです。

この成分は、
アニオン性界面活性剤のアシルグリシン塩（Acyl Glycinate：AG）の一種であり、
化粧品に配合される場合は、洗浄作用を引き起こします。

主に洗顔料、洗顔パウダー、ボディソープ製品、シャンプー製品、
クレンジング製品などに使用されます。

ココイルグリシンNaは、セッケンと比較して皮膚に対する安全性が高く、
中性からアルカリ領域で優れた起泡性を示します。

また、泡はクリーミィで弾力があり、
洗浄後にはさっぱりした感触を与えます。

2005年に味の素が報告したココイルグリシンNaの起泡力検証では、
30℃および各濃度0.25%の界面活性剤水溶液50mLに
ココイルグリシンNa、ラウリン酸Na、ラウレス硫酸Naおよびココイルイセチオン酸Naを調整し、
家庭用ミキサーで5秒間泡立て、1分および5分間静置した後の泡量を測定したところ、

ココイルグリシンNaは、ラウリン酸Naと同等の優れた泡量を示し、
優れた泡立ちが認められました。

ココイルグリシンNaについての現在の安全性は、
医薬部外品原料規格2021に収載され、
２０年以上の使用実績があることから、一般的に安全性に問題はないと考えられます。

ただし、データがないため、
眼刺激性については詳細が不明であり、
皮膚感作性（アレルギー性）についてもほとんどないとされています。

ただし、化粧品配合量や使用方法によっては、
刺激性がある場合があります。

「皮膚刺激性」と「皮膚感作性（アレルギー性）」に関しては、
20年以上にわたる使用実績の中で、重大な皮膚刺激や皮膚感作の報告がなく、
現在の使用法や化粧品の配合濃度において
安全であることが結論されています。

現在の使用法や化粧品の配合濃度において、
安全に使用することができると考えられます。