アルギニン~髪のダメージ補修や潤いを補給する
アルギニン
アルギニンは非必須アミノ酸の一種で、タンパク質の重要な構成成分です。
加齢とともに減少する成長ホルモンの分泌を促進します。
成長ホルモンは皮膚細胞の新陳代謝を促進し、毛髪の健康を維持する働きがあるため、特に成長ホルモンの分泌が低下する30代以降は、食品や化粧品でアルギニンを補う必要があります。
アルギニンは角質層でNMFと呼ばれる天然保湿因子を形成する成分の一つで、水分を保持することが知られています。
また、免疫細胞を活性化する働きや、ニキビや傷で傷ついた組織を修復する成分の合成を助ける働きもあります。
さらに、血流を良くする働きもあるため、肌や頭皮に使用することで血行促進効果も期待できます。
アルギニンの安全性について
アルギニンは体内に存在するタンパク質ですので安全です。
ただし、アルギニンがアレルギーを引き起こす危険性は少しあります。
経口摂取しない限りは安全と考えられますが、気道を刺激する危険性がありますので、喘息の方は注意が必要です。
アルギニンの働き
アルギニンは皮膚の角質層の水分保持や新陳代謝を促進する働きがあり、乾燥肌や脂性肌の皮脂コントロールに役立ちます。
また、アルギン酸には天然の界面活性作用があり、水と油を乳化させて汚れを落としやすくするため、洗顔料やシャンプーによく使われています。
さらに、アルギニンはアルカリ性の性質を持っているため、洗顔料やシャンプーに使われることもある。
各種ホルモン分泌の司令塔といわれる脳下垂体の機能を正常に保つために必要なアミノ酸で、主に「成長ホルモンの産生・分泌」に重要な役割を果たしています。
成長ホルモンはアンチエイジング効果があるとされ、毛髪の再生にも効果的です。
このように、アルギニンには毛髪の成長を担う毛母細胞(毛包)の老化を抑制する働きがあります。
また、アルギニンは育毛剤によく見られる血管を拡張させる作用があると言われており、この血行促進作用も育毛促進に期待できます。
逆にアルギニンが不足すると、成長ホルモンの分泌が低下し、免疫力の低下、成長力の低下、老化などが起こり、頭皮や毛髪に悪影響を及ぼすといわれています。
毛母細胞の分裂が最も盛んになるのは21時頃で、成長ホルモンの働きによる髪の成長のピークは、入眠後約2時間のノンレム睡眠中に起こると言われている。
まとめ
なんだか難しいアルギニンですが、シャンプーに配合することで毛髪の補修効果や、血行促進効果や髪や頭皮のアンチエイジング効果のあるすごい奴なんですよ!!
ちょっとお高いシャンプーには沢山配合されているので、いいシャンプーを選ぶための基準にしてもいいと思います